出演者コメント

天童よしみ

昨年に引き続き、十二単を着させていただきますが、心が凛々しくなると言いますか、とても貴重な体験をさせていただきました。今年は私のオリジナル曲を3曲歌わせていただく際に、ステージのイメージにあったドレスを製作中です。こちらも楽しんでください。

今年は新たに明治座ということで、二部に大田楽やサーカスのエアリエルも登場するなどますますパワーアップしてお届けします。私自身、なかなか共演する機会のない個性あふれる皆様、独自の歌唱法をお持ちになったパワフルな方々とご一緒できることは大変光栄です。どうぞ最後までお楽しみください。


クミコ

昨年は、やんごとなき方が着る奈良時代の白い装束を担当させていただきましたが、普段のドレスの延長で動けたんです。十二単を着ていらっしゃった天童さんを見ていて大変そうと思ったのですが、できれば今回は平安時代の装束をと相談させていただきました。そして十二単と緑の袿を着させていただけることになりました。共演者の皆さんと、歴史ある装束を着て一緒に歌っていると時空をぴょんぴょん飛び回るような面白さがあります。コロナという試練の中で、自由のために戦っているフェスティバルになればうれしいですね。


紫吹淳

井筒さんの装束は本物。全然違います。最高級の生地を使って、美しい織りが施され、お仕立ても素晴らしく、袖を通す緊張感があります。そのぶん重いのですが、歴史を背負っているという思いになります。むしろショーで着てしまっていいのかしらと心配になります。

いろいろなジャンルの曲を歌えるのも楽しみですが、私はライザ・ミネリのナンバーでは9センチのヒールを履いて、すぐ後に装束と足袋になったりと忙しくもあります。2日間に皆さんのパワーを凝縮し、楽しい時間をお届けできればと思います。


岡田浩暉

今年は、奈良時代の朝服と平安時代の貴公子の日常着である直衣を着させていただきます。

前回は東京オリンピック開幕の1週間ほど前に公演させていただきましたが、日本の歴史と現代を融合させたステージであり、素敵な曲と素敵な装束は違和感なくマッチしていたと思います。舞台に立っていてもとても楽しかった。日本人としての自負、誇らしさを感じることができ、世界の方々にも見ていただきたいと思ったほどです。ますますスケールアップし、深みを増したステージを目指します。皆様にも楽しんでいただけるものと信じています。


中孝介

僕が生まれた奄美大島にも大島紬があって、よく自分で着付けしたりするのですが、さすがに装束は一人では着られませんね。そして身につけることでシャキッとしますし、立ち居振る舞いも自然に変わっていくような気がしました。実は昨年の『三都物語』を拝見しているのですが、さまざまなジャンルの、豪華な皆さんが集っての和洋のコラボレーションは不思議かつ楽しさにあふれていました。またフルートと尺八など洋楽器と和楽器が非常に素晴らしいハーモニーを生んでいたことにも感動しました。作品全体が客席を異空間に誘ってくれたようでしたね。そんな挑戦の機会をいただけるのもうれしいです。本番までにできる準備はすべて行って、本番は素晴らしい装束で歌える自分に酔いたいと思います(笑)。


RON x I I

僕の装束は昨年と同じ形の狩衣という装束です。装束は意外と見た目よりは動きやすいんです。なんでも狩りをするときに纏ったものだとか。でも僕の武器であるタップダンスは夜やお酒などのキーワードがくっついてくるパフォーマンス、この装束でどんなテンションで踊れば良いんだろうと試行錯誤しているところです。共演させていただく皆さんはジャンルの違いや間合いの違いを感じることはありますが、舞台に立つ仕事をという意味で根底では精通するものがあると思っています。さまざまな化学反応から意外な魅力が生まれるかもしれません。まるで豪華な幕の内弁当のような楽しい舞台になるのではないでしょうか。